英語での法律相談を受けたり,英語で相手方と交渉をしたりすることがときどきあります。
最近気づいたのですが,特に英語を勉強しているわけでもなく,むしろ英語からは遠ざかっている環境なのですが,弁護士になりたてのころより,明らかに法律相談や交渉の際の英語力がアップしてスムースになっていることに気付きました。
理由は,弁護士としての力がアップし自信もついているので,その状況で使うべき単語・表現も迷わずにすぱっと浮かんでくるからだと得心しました。語学は,ツールですので,中身がなければ,その言葉は武器にはなりません。
英語は,発音等がいまいちでも十分に使えますし(流麗である必要は全くありません),グローバル化の中での世界共通言語であることは間違いないので,経営に携わる方は臆せず仕事で使って行かれたらいかがでしょうか。
ビジネス上では経営者自らが必要な場面で使うことは必ずプラスになります。最近,野球・サッカーで海外でプレーする選手も多いですが,日本語しか話さずいつも通訳をつけている人と,下手でも現地語もしくは英語で話す人ではどちらが成功するか(単にプレーだけではなく,もっと大きな意味での成功という観点からも)は明らかです。