運・不運

運・不運はビジネスの世界でも確実にあると思います。多くのお客さんとお付き合いをさせていただく中で,また,自分自身の弁護士としての活動の中で,いろいろ見たり経験したりしるなかで確信しています。

ただし,それは生来のものではなく,その人の考えや行動によりかなりコントロールできるような気がします。私が心がけているのは,「神様に嫌われないこと」。そのためには,「明るいこと」「素直なこと」「薄汚いことをしないこと」「きちんと挨拶ができること」あたりを当たり前に押さえておけば問題ないのではないでしょうか。

また,多くの人生の達人が,運の総量は一定であるとの考えをお持ちです。例えば,美輪明宏さんとか阿佐田哲也さんとか。全くその通りと思います。我々,弁護士は仕事柄,人の裏をみますので,世間からは一見完璧な人にも大きなマイナスの部分があることを知ってしまうことも多いのです。例に出して申し訳ないですが,某大企業の御曹司でカジノで身を滅ぼした人もそうでしょう。運の総量がある程度の幅に収斂するなら,どうでもいいことでは運を使わないこと,どうでもいいことで不運があったら喜ぶくらいでいること,戦略的にどうでもいいところで小さな不運を作っていくこと,大きな幸運がきたら浮かれずに警戒することである程度は対応できるのではないでしょうか。

私は,賭け事とかで負けても全然悔しくないですし,財布を落としても厄払いができたと本気で思っています。

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